IT業界で働くエンジニアには安定して同じ企業で働き続けたいという人も多くいますが、将来的には独立してフリーランスをしたいと考える人も増えています。フリーランスをすると自分なりにスケジュールを立てて働けるようになるだけでなく、実力次第で大きな収入を上げられるようになれる可能性も秘めているからです。

フリーエンジニアという言葉が知られているようにエンジニアが独立することは多いですが、中でもプログラマーの場合にはどうなのかというのが話題になることもあります。プログラマーの場合も他のエンジニアと同じでフリーランスをすることは可能です。しかし企業の正社員として働いているときとは仕事の内容に差異が生じることは念頭に置いておかなければならないでしょう。

企業で働いていると開発の中核を担うのが一般的で、その他にも細かな周辺業務も担っていくことになります。しかし、フリーランスで請け負う内容は正社員が担う仕事に比べると一部に限られてしまいがちであり、特に開発の中核を担えるような案件は極めて少ない。現状として多いのが既に進行しているプロジェクトのサポート要員としての募集や、開発済みのシステムの運用、デバッグなどの仕事です。

フリーランス人材を確保する企業は増えてきましたが、それでもまだ海外に比べると浸透しておらず、ようやく日本の企業も検討を始めた段階にあります。そのため、今後は状況が変わっていく可能性はありますが、現状としてはあくまで即戦力となるサポート要員の補充という目的の案件が多いと認識しておいた方が良いでしょう。